現在休止中です


by kametyan1971

カテゴリ:本のお話し( 21 )

d0117662_19174345.jpg


風に揺れている、様々なハーブや野草たちの姿をつぶさに観察していると、
ふと、唐突に
占い師の姉が 以前話していた事を思い起こしました。
いま、占い師と申しましたが、
わたくしに言わせれば、姉は
トランシルヴァニア王国のプリンセス
ルナ王女ばりの超絶サイキックです。(おい)
第六感というのでしょうか。
予知夢のような啓示をもって、物事の結末をピタッと当てたりします。


誰しも一度は問うであろう問い
『このオレ(わたし)は誰で、どこへ行くのか。』

夢を見ている この人は誰か
その上に 夢がやってきて 流れ 去っていく
この意識はだれなのか

20代の好青年だった わたくしは(おい)
それこそ、当たり前のように 自己探求 まっしぐら
姉から借りた相当数の書物を貪るように、読破したものでした。

で、結局この年になっても、自分が何者なのか皆目見当もつきません!

そんな、わたくしが一度だけ、姉に
チベットに行きたい と真剣に相談した事があります。
チベットに行けば、わたくしの探しているものが見つかるのではないか
という幻想に取りつかれていた時期でした。

で、姉が世界地図を広げて、なにやら色々と計算したり書き込んだりして調べてくれたのですが
終わってから一言。

『あんた、チベットに行くのは、やめなさい』
『なんで・・・?!』
『かなりの確率で事故(殺人を含む)に巻き込まれるから・・・』
『それに、アンタの探しているものは見つからないよ』

姉の超絶サイキックぶりを知っている わたくしです。
姉が あんた死ぬよ と言えば
きっと本当に死が降りかかってくるのでしょう。

おっかなくなった 若いわたくしは チベット行きを ひとまず断念したのでした。

話しを戻します。

姉はホロスコープ占星術を得意としているのですが、
以前
占星術と薬草学を融合させ、体系的にまとめてみたい と話してくれた事がありました。

人が産声をあげた時の
天上の星々の位置関係から、その人の特質を読み取り、さらに星の運行から
その人の生に与える影響を読み取っていくのが占星術かと思うのですが
人体も、その影響を受けているようでして
先天的に抱えている疾患などを、読み解く事も可能らしいのです。

すみません、次回に続きます。
てか、続くのか?! (おい)

CANON EOS7
SIGMA24mm-70mm F2.8EXDG
NEOPAN 400 PRESTO

[PR]
by kametyan1971 | 2013-08-15 21:05 | 本のお話し

屋久島 幻想

d0117662_21301569.jpg


同僚のCさんが屋久島に行ってきました。
Cさんが撮影したリバーサルフィルムを見せてもらったのですが
それはもう素敵な写真群で
楽しい旅の様子がバッチリと伝わってきました。
Cさんは本当はああいう写真がやりたいんだろうな、きっと。

わたくしは、屋久島というと『もののけ姫』もそうなんですが、田口ランディの『縁切り神社』という
短編集を思い出します。
その短編集に『島の思い出』という
毎年のように独りで屋久島の縄文杉を見に行く女性の
物語が収録されております。

彼女の母は乳ガンを患っていて、長い闘病生活から どんどん人格が荒廃していきます。
一人で介護をしていた父親は、疲れから、遂に自らの命を絶ってしまう。
残されたのは今まで母親のことを放っておいた彼女と、病気のため生きる希望を失ってしまった母親。

母親の介護のため、彼女は会社を辞め実家に戻り、付き合っていた恋人とも別れる。
そして会社を辞める前に有給を消化し、なかば逃げるようにして屋久島へ向かう・・・・・

かつて わたくしが同居する家族の立場から経験した、
障害者の父親の7年間の闘病生活と死 に至るまでの経緯が走馬灯のように思い起こされ
彼女の、全部を捨てようとする覚悟のシーンなど
色々と共感する部分も多く、わたくしにとっては感慨深い作品でした。


それにしても、屋久島
いつかは訪れてみたいですね。

CANON EOS55
SIGMA20mm F1.8EXDG

[PR]
by kametyan1971 | 2011-09-23 22:12 | 本のお話し
d0117662_21245471.jpg


早く 続き 出ないかなぁ・・・
と待ち続けて もう 11年。

でも 何となく、続きはもう読めないかもしれないな・・・と待っているファンは皆、
そう思っていたのではないでしょうか。

そして物語を未完にしたまま、作者は逝ってしまいました。

日本SF界の重鎮 小松左京 です。

小松左京は『日本沈没』や『首都消失』、『復活の日』 『さよならジュピター』など
重厚で緻密な
幅の広いSF作品を世に送り出してきました。

そして、わたくしが続編を熱望して待ち続けたのが
最高傑作と信じて疑わない、『虚無回廊』のシリーズでした。

地球からおよそ5.8光年、琴座と白鳥座の間に突如出現した
長さ二十兆キロ(二光年)、直径十二兆キロ(一.二光年)の巨大な完全円筒形の物体。
コード『SS』と呼ばれる、その物体に人類はAE(Artificial Existence)=人工実存 を送り出し
コンタクトを試みるが・・・・・

徳間書店からシリーズの1巻と2巻が発売されたのが、1987年。
(わたくしが、手にしたのは 1991年発売の文庫本の方でした。)

海外のSF作品に十二分に対抗しうる圧倒的なプロットに度肝を抜かされたまま、
9年後の
2000年にシリーズ 3巻の発売を知りました。
3巻で、物語が爆発的に拡大していきます。

『SS』と呼ばれる この巨大な人工物の正体が垣間見え、いよいよ というトコロで
4巻の発売を待っていたのですが、叶わぬ夢となってしまいました。

400巻を超えた 宇宙英雄ペリーローダンのシリーズのように
複数の作家によるリレー小説形式で 続編の執筆なんてどうだろう ・・・とも思ったのですが
やっぱり未完のままで いいか!

CANON EOS55
SIGMA20mm F1.8EXDG

[PR]
by kametyan1971 | 2011-09-07 22:18 | 本のお話し

三国志 幻想2

d0117662_12203327.jpg


連日厳しい暑さが続いていますね。
お身体にはくれぐれも気をつけて残暑をお過ごしください!

出張前 昼ご飯を食べに行く会のメンバー
Kさんからお借りした 吉川英治版の『三国志』ですが、ここにきてようやく全巻読み終えました。
分かった事はただひとつ、Kさんはやはり筋金入りの歴女だった!!

さて魅力的な英雄や豪傑が数多く登場する三国志ですが、皆さんは誰のファンでしょうか。

『治世の能臣、乱世の奸雄』と言われ
覇者として生きた曹操も強烈ですし、五関を突破した関羽も凄かった。

赤兎馬で出陣する呂布の猛将ぶり、赤壁に赴いた諸葛亮や周瑜も痛快でした。

しかし、わたくしが最も敬い崇め奉りますのは物語の序盤で大活躍した董卓 その人です!

まるで暗黒の破壊王のように描かれておりましたが(おいおい)、
読み返してみますと打倒董卓のために立ち上がった群雄達が今更ながらに凄いのです。

曹操をはじめ、曹仁、曹洪、夏候惇、夏候淵、楽進、李典、袁紹、袁術、公孫瓚、
孫堅、程普、黄蓋、劉備、関羽、張飛・・・と後に大活躍する英雄達の名前がこれでもかというぐらい連なっております。

最後は王允の陰謀によって破滅してしまい何とも言えず残念でしたが、
連なる英雄達と最期までドンバチやり合っていたのですから、まさに酒池肉林
董卓がどれだけ無敵だったか分かるというものです。(なんのこっちゃ)

それにしても
楽しい物語が終わってしまい、少しばかり寂しい かめ でした。

CANON A-1
New FD50mm F1.4
NEOPAN 400 PRESTO


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
[PR]
by kametyan1971 | 2011-08-13 21:40 | 本のお話し

三国志 幻想

d0117662_9443661.jpg


節電に追われる中、連日 暑い日が続いてますね。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
こまめに水分を補給して
熱中症には、くれぐれもお気をつけください!

わたくしは出張先の群馬県は沼田市で、
昼は ガツンと仕事に打ち込み、夜はお借りした 吉川英治版の三国志の読破にと
忙しい日々を送っております。(?)

今日は
久しぶりのお休みなので、のんびり過ごします!

CANON A-1
New FD50mm F1.4
Kodak T-MAX100

[PR]
by kametyan1971 | 2011-07-07 10:22 | 本のお話し
d0117662_20583576.jpg


いかりのにがさまた青さ
四月の気層のひかりの底を
唾(つばき)し はぎしりゆききする
おれはひとりの修羅なのだ

宮沢賢治 心象スケッチ 春と修羅より

CANON A-1
New FD50mm F1.4
Kodak T-MAX100

[PR]
by kametyan1971 | 2011-04-29 21:16 | 本のお話し
d0117662_20491427.jpg


『失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?』というオビに惹かれて
東川 篤哉 の 謎解きはディナーのあとで という書籍を購入致しました。

『とにかく面白い』と書店員さんからも反響続々とあり、30万部突破!ともあります。

本屋の店員さんがオススメするワケですから、これはもう、いやが上にも期待が高まります。
ワクワクしながら、ページをめくっていきますと・・・
どうも、おかしい・・・
なんというか、どうにもツマらないのです。

オレも歳くってきて、皆様方との間に抜き差しならぬ感覚のズレが生じているのか?!

などという疑念にとらわれながら、いや 島本 理生の ナラタージュ の時は
まぁ、本屋の店員さんがオススメするだけあって、面白かったなぁ などと満足したものでしたが・・・(いつの話しだよ)

オススメしている皆様には大変申し訳なく思うのですが、読み進めていっても どうにもツマらないのです。
気になって、アマゾンのカスタマーレビューを調べてみますと
その評価の低さに愕然とするよりも、
自分の感覚はおかしくなっていなかったと腑に落ちた気がして、一安心しました。(なんのこっちゃ)

CANON EOS55
TAMRON AF 28-200mm F/3.8-5.6 LD ASPHERICAL[IF] SuperⅡ-Macro
SPEEDLITE 380EX
NEOPAN 400 PRESTO

[PR]
by kametyan1971 | 2011-04-24 21:59 | 本のお話し
d0117662_20222671.jpg


電話で 母が体調を崩したと聞き、ちょっと気になって実家に行ってきました。
考えてみますと母も もう76歳。
ちょうど父が亡くなった時の年齢と一緒になりました。

一番上の兄が、たまたま休みで、久しぶりに話しに花が咲きました。(KHに乗っていたバイク好きな兄は3番目の兄です)
その時、これ読むか と渡されたのが
西村 賢太 の 苦役列車 でした。第144回の芥川賞受賞作品です。

友もなく、女もなく、一杯のコップ酒を心の慰めに、その日暮らしの港湾労働で生計を立てている十九歳の貫多。
或る日彼の生活に変化が訪れたが……。
こんな生活とも云えぬような生活は、一体いつまで続くのであろうか――。
青春に渦巻く孤独と窮乏、労働と痛飲、そして怨嗟と因業を渾身の筆で描き尽くす、平成の私小説家の新境地。
(新潮社 書籍紹介ページより抜粋)


なんだか、昏そうな話しだなぁ・・・と思いつつ読み始めましたが
これが、意外に滑稽でして、テンポ良く一気に読み終える事が出来ました。

16か17歳の春休み(か冬休みか・・・)
高校生だった わたくしは、まとまった金を得るために、当時東京で一人暮らしをしていた3番目の兄のアパートに転がり込み
10日間ではありましたが、この物語の主人公 貫多のように
港湾人足の日雇いアルバイトを経験致しました。
作業服を着て、巨大な冷凍室に入り、フォークリフトの合間で、凍った魚だのイカだのを、えっせえっせと積み込む作業でした。
すっかり忘却していましたが、この物語を読んでいて、閃光のように記憶が蘇ってまいりました。
冷凍室のアルバイトは、この一回限りです。

それにしても、苦役列車
読み終わった後の
このどうしようもない、殺伐とした爽やかな絶望感は、何なんでしょうか。
かなり、クセのある物語でしたが、オススメです。

FUJI KLASSE SUPER EBC FUJINON 38mmF2.6
FUJICOLOR PRO 400

[PR]
by kametyan1971 | 2011-02-12 21:34 | 本のお話し
d0117662_18541231.jpg


CANON EOS7
SIGMA24mm-70mm F2.8EXDG
SPEEDLITE 380EX
NEOPAN 400 PRESTO


先日、フラリと立ち寄ったブック・オフで
ちくま少年文庫
浮谷東次郎 『がむしゃら1500キロ』を発見しました。
105円でした。

小学生の頃、アニキから
『これ、面白いから読んでみな』と薦められた、印象深い手記です。
懐かしさに思わず顔がほころんでしまいました。
もちろん、購入です。

・・・中学生になったぼくには、さまざまな悩みがまちかまえていた。
友だちのこと、両親のこと、受験のこと、男と女のこと・・・。
青春の手ごたえって、いったいなんだろう。
夏休み、愛車にのって、ぼくは旅にでた。
アクセルを踏む。
エンジンが爆発する。
なめらかな路面を、ぼくのクライドラーが風をきって突っ走る。

23歳の若さで
鈴鹿サーキットに散った天才レーサー浮谷東次郎の、青春のときをあざやかにきざんだ全記録。
(本書より)

中学3年生の夏、浮谷東次郎は
千葉県の市川市から大阪までの往復1500kmを、ドイツ製の50cc クライドラーで走破しました。
その時の旅の記録(日記)が、本書、『がむしゃら1500キロ』です。

今、少しずつ読み返しているのですが
持ち前のユーモアも、負けん気も、苦悩も、喜びも
何かこう生き様の全てが一本気で
あらためて惚れ直しました。
[PR]
by kametyan1971 | 2010-02-06 20:13 | 本のお話し
d0117662_2122574.jpg


2000年11月頃。

CANON EOS55
TAMRON AF 28-200mm F/3.8-5.6 LD ASPHERICAL[IF] SuperⅡ-Macro
NEOPAN 400 PRESTO


今年は12月23日から25日まで。
毎年
東京湾ヴァンテアン号のクリスマス・クルージングでの撮影業務を終えると
今年も、残り僅かだなぁ。
と感じます。

昨年は、がい子ことトヨタ・ガイア号で高速道路を使い、現地に赴いたのですが
ひどい渋滞にブチあたってしまい(レインボーブリッジを渡るのに2時間近くかかりました)
千葉県は市原市の五井を5時間も前に出発したのに乗船時間ギリギリに船に飛び込んだ記憶が生々しく残っております。
(通常は1時間弱で到着します)

そんなワケで今年は電車を使いました。
久しぶりに満員スシ詰め状態にブチあたりましたが、遅刻する心配がないので幾分か気がラクです。
カバンに忍び込ませてきた本を取り出します。

深海のYrr(イール) ハヤカワ文庫。

以前、出張先の群馬の本屋さんで見かけて気になっていたのですが
1冊840円という価格と、上中下3巻の圧倒的なボリュームを前に怖気づいてしまいスルーした物語です。

近所のブックオフで1冊105円で販売されているのを発見しまして、
ここぞとばかりに3巻まとめて購入致しました。

デジタル製品ではありませんが、
本の世界も、あっという間に中古本が出回るので、少し待てば安く購入出来ますね。

で、深海のYrr(イール)です。
電車に揺られながら
まだ上巻しか読んでいないのですが、本当に面白いです。
グイグイと引き込まれて、止まらなくなりました。

ノルウェーの海底で発見された、地を埋め尽くす数のゴカイ。
メタンハイグレード層を狂ったように掘り続ける、この新種のゴカイ達は一体何なのか。
カナダ西岸ではクジラやオルカの群れが、組織的に行き交う船舶を襲い始め、被害は甚大に。
フランスではロブスターに潜んでいた神経系を破壊する病原菌が猛威を振るい、食した人間を死に至らしめる。
そして世界各地の沿岸に津波のごとく打ち寄せてくる新種の猛毒クラゲ達。

生命の源
母なる海に何が起きてるのか?
地球的規模で汚染を拡大させている人類に、大洋は遂に復讐を始めたのか?

一体どんな結末なのか、気になります。
[PR]
by kametyan1971 | 2009-12-27 22:20 | 本のお話し